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もうもう、大爆笑です。
話題のAIチャットサービス、ChatGTPに色々聞いてみたら、面白すぎてー。
発端は、三男の小学校でもようやく読み聞かせが復活したこと。そしたらあるママ友が小学5年生へのオススメの本をChatGTPに聞いてみたというではないですか。
そっかあ、そういう時代かあ。でも、確かにすぐにネット検索するんだから同じ感覚なのかも。よおし、私もやってみよう!とやってみたら、これが面白かったのです。
結論からいうと、ChatGTP、どんどん進化するんでしょうけれど、本に関してはかなりトンチンカン。参考にはしても頼れるのはやっぱり人のほうだなー、ってなんか安心しました。
まず、やってみたというママ友がそのスクショを送ってきてくれたので、私も一字一句同じ文句で質問してみました。そうしたら、出てきた答えが重なってるものもあれば、違うのも出てきて。
ちなみに私のほうに出てきたのはこんな感じでした(PCの調子が悪くてスクショ取れず、コピペで)↓
- 魔法使いになる夢を持つ少女キキが、自分の力を信じて新しい街での生活に挑戦する物語。ファンタジーと冒険が好きな子におすすめ。
- 「小さな勇者と魔法の剣」 by 桜庭一樹
- 森の中に住む小人たちの村が魔物に襲われ、少年が勇気を振り絞って立ち向かう物語。冒険と勇気がテーマのファンタジー。
- 宮沢賢治の代表的な児童文学。自然と人間の心の成長を描いた物語で、自然や動物との触れ合いを通じて人間の心の豊かさを学ぶことができます。
- 「カードキャプターさくら」 by CLAMP
- 「スマイル」 by あさのあつこ
- 小学生たちが、日常生活や友情、家族愛などを通じて成長していく様子を描いた物語。感動的なエピソードが多く、心に残る物語です。
「ぼくらシリーズ」が宮沢賢治......だと?代表的?いや説明よ......。「スマイル」......???
ちなみに、ママ友のほうには、『名探偵コナンシリーズ』『夢をかなえるゾウ』(←自己啓発やん!)『ルパン三世シリーズ』(←モンキー・パンチ作になってたからアニメのほう)『カンタン!マンガでわかるシリーズ』がオススメとして出てきていました。
うーん、ツッコミどころ満載(笑)。
でね、じゃあ中学三年に次男がいるので、その学年のオススメも聞いてみようと思ったら、そのオススメの中に衝撃のこちらがあったのです。それでは、ご覧ください↓
ん!?!?!?いや、作者よ。もしかして、もしかして、三島由紀夫もこのタイトルで書いていたのか?もしかして世界のHaruki Murakamiのはオマージュだったの!?私が無知だったのーーーー???
いやいやいや。“作者違いませんか?”と打ってみたら、お次はこうきました↓
あら、大変失礼いたしました。『騎士団長殺し』の作者は、正しくは川端康成(かわばた やすなり)さんです。申し訳ありませんでした。
あら、じゃないよ(笑)。それも、違いますよ、と書いたら今度はこうきた↓
ええっと、もう一度お詫び申し上げます。『騎士団長殺し』の作者は、私の前回の回答が誤りであったことを深くお詫び申し上げます。正しい答えは、夏目漱石(なつめ そうせき)氏です。『騎士団長殺し』は、夏目漱石の小説の一つで、彼の代表作の一つとされています。再度、大変申し訳ございませんでした。
どうしても文豪作にしたいのか(笑)。ほかにも、人間がすすめるのとAIがすすめる本の違い、や、読書にしかできないこと、などなど色々と聞いてみて面白かったのですが、『騎士団長殺し』作者の件で、全部吹っ飛んだ(笑)。その後、さらに谷崎潤一郎を経て、やっと村上春樹という回答にたどりつきましたとさ。
そして、もう一つ。ひどかったのが、“絶版になった児童文学の中でオススメがあれば教えてください”と質問してきた回答。さあ、間違いさがしです(笑)、どうぞ↓
絶版になった児童文学の中には、数多くの名作がありますが、その中からいくつかおすすめの作品をご紹介します。
- 『すてきな三にんぐみ』(作:かがくいひろし) 三人の小動物たちがともだちとなり、さまざまな冒険を繰り広げる物語です。子どもたちにとって、友情や助け合いの大切さを教えてくれる作品です。
- 『青春の門』(作:太宰治) 太宰治の自伝的小説で、高校時代の体験を描いています。青春時代の葛藤や成長のプロセスが描かれており、現代の中高生にも読んで欲しい作品の一つです。
- 『かさぶたぼうしのたからもの』(作:野村胡堂、絵:ふくだみゆき) 少年が、父親から受け継いだかさぶたぼうしを身に着け、宝探しに挑む冒険物語です。謎解きやユーモアが満載で、読者を引き込む作品として人気があります。
- 『かしわんぬのきもだめし』(作:あさのあつこ、絵:長島弓子) 犬のかしわんぬと、彼の飼い主である女の子が、毎日様々な冒険を繰り広げる物語です。優しさや友情、思いやりの大切さを教えてくれる作品です。
ははは。ChatGTPもはや、かわいいぞっ。
そして、高3生へのおススメ本を聞いたら、またもや『騎士団長殺し』が出てきて、やはり三島由紀夫作に戻っていましたとさ。ChatGTPよ、おぬしどーしても、村上春樹を認めたくないのね(笑)。
面白くて、夜中に色々質問しちゃいました。
アナログな私ですが、意外にも新しい技術に関しては前向きなんです。自分が使いこなせないだけで。ただ、ここのところのChatGTPの盛り上がりについては冷めた目で見てしまうところがあって。
確かに、AIでここまできちんとした文章で回答してくれること自体はすごい進歩だなあと思うんです。でも、その答えの内容は、とっくに質問者の周りの人が言ってたりすることだったりするんですよね。でも、人(特に質問者より職位が低かったりすると)が提案したことはスルーするのに、同じことをAIがいうとなんだかありがたく受け取る人がいて。AIに夢中になるあまりに、すぐそこに目の前にある答えや提案に気付かないのが、なんだかなあ、って。
そういう意味では、本の中に答えを求めようとするのも、同じ危うさを含んでいるのかもしれませんね。子育て中によく、育児本の中に答えを見つけるのではなく、目の前にいる我が子を見なさい、と言われたことを思い出しました。
今回のことで改めて思ったのは、大事なのは、“答え(らしきもの)”よりも、“問い”を立てることや“気付き”のほうなんだな、ってこと。AIに答えを求めるのではなく、気付きをもらうきっかけとしてなら、いいものなのかもしれない。そんな風に思いました。
ChatGTP、面白いので色々と質問してみてください。何か気付きが得られるかも!?