3月の年度末、いままでがんばってきた自分へのご褒美に、一度行ってみたかったブッククラブ回さんからのバー十誡のアフタヌーンティーに行ってきました!いや、それほどがんばってないので、ご褒美の前借りですね(笑)。
ブッククラブ回さんは、スピリチュアル本専門店とのことで、どんだけ怪しいんだ!?とスピ系に警戒心を持つ私はドキドキ。見過ごしてしまいそうなくらい、さりげない入り口。秘密の入り口をくぐると、そこには地下への螺旋階段が。怪しいどころか、とても気持ちのいい空間で、選書を見る前から(笑)もう好き!ってなりました。
で、選書は?というと……とっても好みの選書でした!
ちょっと驚いたのは、児童文学もそれなりにあったこと。大型書店や児童書専門店以外の個性派書店では、絵本はあっても児童文学置いてるところって案外少ないんです。嬉しいなあ(←いや、誰目線!?)。
本だけでなく、ナチュラル派に喜ばれるような雑貨も。
青山の地でもう30年近くもされているそう。知らなかったなあ。ブッククラブ回さんの詳細はコチラ↓
さてさて、そこから向かうは、いざ銀座。目指すは、一度は訪れてみたかったバー十誡。”好事家の書斎“をコンセプトにしたライブラリーカフェ&バーなんです。
入り口はいかにも銀座で、同じ地下でもブッククラブ回とは違うブラックな不穏な空気が漂う(笑)。
文学作品をテーマにした魅惑のカクテルを出してくれるのですが、平日限定でアフタヌーンティーがあるので、私はそちらを。3月末までは、アリスのティーパーティーがテーマでした!芥川龍之介・菊地寛共訳の『完全版 アリス物語』の丁寧な日本語を読みながら堪能。
ライブラリー全体としては、文豪作品や暗めの文学が多い印象で、絵本だったら、エドワード・ゴーリーが置かれていると言ったらなんとなく雰囲気伝わるでしょうか。
いや頼むから、人形とかガイコツとか置くのやめて~、怖すぎるっ。
ところが、ところが、ですよ!?なんと私の席の周りだけ、児童文学に囲まれていたんです。そこだけ幸せ空間~!しかも、ちゃんといい選書。正直、こういうコンセプトカフェって、見た目重視でこれ本好きが選んでないでしょ?ってところも多い中、ちゃんと選び抜かれた感がありました(←だから何目線!?)。
さて、店内。何せ映えるので、みなさん写真ぱしゃぱしゃ撮ってますが(かくいう私も笑)、とても静かなので読書がはかどります。ただ、静かな分、カウンター内キッチンの食器の音やレンチン、水道の音も気になる人は正直気になるかと思います。テーブル席だったら、まだいいのですが、カウンター席だとカフェタイム時は、ちょっと残念かも。バータイムだったら、カウンターでもいいんだろうなあ。
決してお安くはないアフタヌーンティー、お味は……スープは出直して?お茶は熱々が飲みたいんですけど......って感じでしたが、スコーンはとても美味しかったです!
お好きな人には、たまらないアンダーグラウンドな空間だ思います!
私自身は、“おじいさん、山はどこ?”のハイジになりがちなので、ああ自然光が恋しい、緑の空気が吸いたい、となりましたが(笑)。でも、異空間体験は楽しかったです!毎月カクテルのテーマが変わるそうなので、次回はバータイムに再訪してみたいかも。
バー十誡の詳細はコチラ↓