児童文学論
『海街diary すずちゃんの鎌倉さんぽ』(2008年)海街オクトパス著 吉田秋生監修 小学館 今年は例年よりは長いと思いつつも、あっという間に冬休みが終わってしまいましたね。 年明けの鎌倉はとっても混むので、あまり出歩かないのですが、今年は県外に住む…
『挑発する少女小説』(2021年)斎藤美奈子著 河出新書 ※毎週月曜・金曜の19時~21時の間に更新中! (できるだけ19時ジャスト更新!ムリだったら、21時までに更新笑) Facebook『大人の児童文学』ページもよかったら♪ 今日の一冊は、私のだーい好きな物語…
『ハンナの夢さがし』(2015年)ベッティーナ・オプレヒト作 若松宣子訳 偕成社 今日の一冊はコチラ。 自分は何がやりたいんだろう?と向き合う物語。 とっても読みやすく、姉のほうが目指しているのがアイドルだから今の子にも受け入れやすいかな。短い物語…
『あいまいさを引きうけて』(2018年)清水真砂子著 かもがわ出版 ※毎週月曜・金曜の19時~21時の間に更新中! (すみません、夏休み中は更新時間遅くなりがちです) Facebook『大人の児童文学』ページもよかったら♪ 昨晩、高1長男からLINEに動画が送られ…
いい物語って、心を大空へ羽ばたかせてくれますよね! ※毎週月曜・金曜の19時~21時の間に更新中! (できるだけ19時ジャスト更新!ムリだったら、21時までに更新笑) Facebook『大人の児童文学』ページもよかったら♪ 今日はいただいたご質問に対するお返…
『石を抱くエイリアン』(2014年)濱野京子著 偕成社 ※毎週月曜・金曜の19時~21時の間に更新中! (できるだけ19時ジャスト更新!ムリだったら、21時までに更新笑) Facebook『大人の児童文学』ページもよかったら♪ 今日の一冊は、ちょっとテーマは重いか…
『英米文学者と読む「約束のネバーランド」』(2020年)戸田慧著 集英社新書 ※毎週月曜・金曜の19時更新中! Facebook『大人の児童文学』ページもよかったら♪ 『約束のネバーランド』という大ヒット漫画(累計2100万部超え!)をご存知でしょうか?うちは…
『教養は児童書で学べ』(2017年) 出口治明著 光文社新書 今日の一冊はコチラ。 今年の8月に新刊で出て、すぐに買って読んだのですけどね、いままで感想を書きそびれていたのは・・・正直なところ、あまり感想が出てこなかったからなのかな。 著者の出口治明…
アクセス数が減る週末、見てる人が少ないから、自分の考え言いたい放題企画~。 本日のお題は、 ‟新訳&アニメ画表紙の是非” ‟なぜ、私はブログに絵文字を多用するのか” について。 そもそもこのブログを始めたきっかけは、もっと多くの人に児童文学の魅力を…
『ぐっとくる文学のセリフ101(ことばの力』あさのあつこ著 鈴木出版 オールカラーで紙も分厚いためか、48頁で2,700円。ワ~オっ。 ちょっと躊躇しちゃいますよね。自分じゃなかなか買わないかも?でも、プレゼントにはいいかも!というわけで、ぜひ図…
読みたいのばかりだけれど、絶版だったり図書館にもなかったり。 いったいどうやって本にであってるの?? という質問が前回Facebook上の『大人のための児童文学』ページコメント欄で聞かれたので、考えてみました。人によっては、「そんなの当たり前すぎ!…
バラがきれいな季節ですね。 金曜日に開催予定の児童文学ピクニックの準備中です。 今回のテーマは『移行期本』(絵本から活字本へ) 絵本の読み聞かせが大好きだったら、小学校にあがれば自動的に本好きな子になる? ノンノーン 今回は、いつもとちょっと趣…
新緑がまぶしくて、この季節はウキウキします。 ところで、私がいいなあ!と思う物語は絶版が多くて、いっそのこと、このブログのタイトルを“絶版文庫”とかにしたほうがよいのでは!?なんて思うこともしばしば。 今日はそんな隠れた名作たちを絶版から救う…
昨日はここら辺のエリアは台風!?ってくらいの強風で、暴風警報が発令されました。 三男の青空自主保育までの道のりは、海岸線沿いをチャリチャリ行くのですが、強風の日は恐怖(←ちょっと韻を踏んでみた) まずね、海岸の砂がバシバシ飛んできて、目が開け…
『絵本・児童文学における老人像』宮地敏子著 グランまま社 1999年 11月に行った『老人と子ども』テーマの児童文学ピクニックの奥が深すぎて、いまだにこのテーマのものが読み終わらず。今月のテーマ(鳥)本になかなか読み移れない状態です。 上記の本もこ…
『魔法ファンタジーの世界』脇明子著 岩波新書 ハロウィンがあったせいか、頭の中に色んな魔法ファンタジー系の本が渦巻いています。そんなわけで、今日は私が魔法ファンタジーの謎が解けてスッキリした本をご紹介♪ 主張が主観的すぎる、と何かと反感を買う…
実は私、伝記が苦手でした。朝ドラとかは実在のモデルがいる話のほうが面白いのに、なんか伝記は読む気がしなかった。なので、昨日書いた『カネト』をはじめ、ここへきて児童向けの伝記に大感動中。なぜ、苦手だったのか・・・。 これね、大人のための児童文…
今朝の朝焼けはとても美しくて、しばし見とれてしまいました。そう、この朝が苦手な私が(←知らんがな)、この私が!今朝型を実行して1週間たちました。わ~、パチパチ。といっても早くて4時で、あっという間に朝ごはんの支度の時間がきてしまうんですけどね…
「あんなに絵本は好きだったのに、本のほうはさっぱり興味を示さないのよねえ。なんでだろ?」 あるある!!! 何人ものママさんたちからこの声を聞きましたし、時々質問されます。が、我が家も同じですよ~。“親が本好きで読んでる姿勢を見せれば、自然と子…
『“グリムおばさん”とよばれてーメルヒェンを語りつづけた日々』 シャルロッテ・ルジュモン著 高野享子訳 こぐま社 そもそも私自身はなぜ昔話の魔力のとりこになったんでしたっけ?振り返ってみました。 子どもの頃毎年もらっていたはずのサンタさんからプレ…
『子どもの本の森へ』河合隼雄著 長田弘著 岩波書店 いつもは怒り心頭でドアを蹴りながら帰宅する我が家のアップルビーこと小5の長男が、今日は珍しく(!)ご機嫌でご帰還。 「委員会始まった。副委員長に立候補した」 え?えーーーー!?びっくりして、思…
『「エルマーのぼうけん」をかいた女性ルース・S・ガネット』前沢明枝著 福音館 某図書館主催の読書会の課題図書だったので読んだのですが、よかったです! 小さい頃大好きでした!『エルマーのぼうけん』三部作。まあ、リュックの中にチョコレートを入れた…
先日叫んでいた(笑)司書課程の情報技術論、やっとレポート通りました~ もうね、これホント何の意味があるのかと思いながら書きましたよよよ。通ればいいんです、ギリギリラインでも そして、もう一つ! 私が生まれた年に誕生した(思いっきり年齢バラして…