Pocket Garden ~今日の一冊~

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小4本が苦手な男子による本ランキング

この夏は久々にヨーヨー釣りができた(涙)

※ 毎週月曜日の19時頃投稿しています♪

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夏休みって、家族の予定がいっぱいで、色々抜けちゃいますよね!←、あれ?私だけ???

 

というわけで、先週ブログをアップするのをすっかり忘れていました!なので、今日2週分アップしますね(一つはしれっと先週の日付で投稿してます笑)。

 

さあ、夏休みもいよいよ終わり。

誰の参考になるかは分かりませんが、うちの小4三男が夏休みに読んだ本、面白かったランキングをご紹介しますね。

 

■三男スペック

・野山駈けずりまわるのが好き(だけど、一緒に行ってくれる友だちがいないので、現実はYouTube三昧)

 

・学校があるときは読書ゼロ。断然漫画派

 

・自分で読むのは嫌いだけれど読み聞かせてもらうのは大好きだった(今は恥ずかしいみたい)

 

というわけで、我が家の三男は読書が苦手な方です。

こういう手は使いたくなかったのだけれど、ついつい魔の手が……あまりにもNetflix入れてほしいと言われ(夫も賛同してしまったので)、観た時間分、本も読もうかと提案しちゃいました。そしたら、意外にもすんなりOK。そんな三男に、この夏読んだ本の中で、面白かったランキングを聞いてみました!

 

■断トツ第1位!

『風の靴』(2009年)朽木祥作 講談社

江ノ島から三浦半島まで、ヨットで子どもたちが家出するお話。自分の住んでる地域の話だったことも大きかったかな?憧れの家出、キャンプ的な生活の楽しさ満載で、三男に大ヒット。大興奮で一気読みしていました!

 

■同列1位

『びりっかすの神様』(2006年)岡田淳作 偕成社文庫

『二分間の冒険』が面白かったと言っていたので、すすめてみました。長男次男に以前読み聞かせで全部読んだことがあるのですが、当時まだ未就学児だった三男もそのとき面白い面白いと言ってたのが印象的で。でも、本人全然覚えてなかったので、再度オススメ。学校もので、入り込みやすかったみたい。岡田淳さんの本は、本が苦手な子でも好きな子でもどちらにも夢中になってもらえるなあ。

 

■第3位

『グレッグのダメ日記』(2008年)ジェフ・キニー作 中井はるの訳 ポプラ社

こちらは、学校から三男自身が借りてきたもの。長男も好きだったなあ。漫画的面白さがあるみたい。これ、物語ってよんでいいのかなあ?ランキングから外したほうがいいのかなあ?なんて言ってた三男。いいのよ、いいのよ、楽しいと思える本大事!!!

 

■第4位

『小さい魔女』(1965年)オトフリート・プロイスラー作 大塚勇三訳 学研プラス

実は、こちらは読み始めてわりとすぐ投げ出しました。私自身は小さい頃、大好きで何度も読み返したんだけどなあ、絵も苦手だそうで(こういう絵なら面白いこと間違いないのに!)。でも、途中から面白くなるから、もう少し読んでみてごらん、とすすめたら半ばくらいから面白くなったそう。

 

■第5位

シャーロットのおくりもの』(2001年)E.B.ホワイト作 さくまゆみこ訳 あすなろ書房 

こちらは、うーん、だったそうです。残念!母的にはこういう良質な児童文学に触れてもらいたかったのだけれど。でもでも、いま響かなくても「うーん」と思ってたものがずっと心にあって、ふと響くときもきますからね!どうも、感情移入できなかったみたい。

 

三男は海外文学がイマイチのよう。ちなみに海外文学でも、『ゆかいなホーマー君』やヘンリーシリーズに昨年夢中になっていたのは、やんちゃな男子たちに自分を重ねられたからなのかな?ファンタジーよりもリアリティ文学のほうが感情移入しやすい模様。『ムーミン』シリーズは、読み始めてすぐに挫折しました。分けわからなすぎるそうで。

 

でもね、驚いたのが、まだ読み始めたばかりだけれど、もしかしたら『バンビ』が第2位に浮上するかもしれない勢いなんですって!母、感涙。どうやって手渡したらよいか分からなかった物語だったから↓

jidobungaku.hatenablog.com

 

あんなに本というか文字読むこと自体が苦手だった高2長男は、今年は『深夜特急』面白いといって読んでいるし、ワカラナイものです。価値観の押しつけにならないよう気を付けながら、種まきは続けていこうと思います!