Pocket Garden ~今日の一冊~

大人も読みたい、大人こそ読みたい、大人のための児童文学の世界へご案内

刺激をお求めなら角川武蔵野ミュージアム!

カッコイイ。圧巻!

ずっと行ってみたかった角川武蔵野ミュージアムにやっとこさ行ってきました!

 

第一印象……え、ココ!?

 

いやあ、思い込みってコワイ。写真見た印象から、勝手に広大な丘の上にあると思ってたんですね。軽井沢とか八ヶ岳にあるような。普通の街中にあってビックリ(笑)。

 

そんな思い込みはあったものの、隈研吾氏設計による建築には圧倒されました。建築には疎くて、特に現代的なものとなると良さがイマイチ分からない私ですが、花崗岩で覆われた建物は、まるで生きているみたい!願わくば広大な丘の上に建ててあげたかった(笑)。この建物は、想像をかき立てる何かがあるんですよねえ。その巨大な岩は、私の中でこの物語を思い起こさせました↓

『星に叫ぶ岩ナルガン』(1982年)パトリシア・ライトソン著 猪熊葉子訳 

 

河合隼雄さんが何かの本の中で紹介していて、アボリジニーの伝説をもとに描かれたファンタジーで、とっても興味深く読んだオーストラリアの物語。読み直したくなりました。

 

さて、角川武蔵野ミュージアム

美術・博物・図書をまぜまぜにする、前人未到のプロジェクト。イマジネーションを連想させながら、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアム

なんだそうで、ナルホド、まずはイマーシブアートと呼ばれる体感型デジタルアート劇場で、のゴッホ展を楽しんできました。

 

映像がグルグルするので、ちょっと酔いました(笑)。個人的には、どうしてもアナログの質感が好きなのですが、デジタルだからこそできる体験。その体験を参考に、あとで脳内で、アナログの質感で没入しなおしてみたりもしました。楽しい!

 

そして、楽しみにしていた本棚。やっぱり、アナログの質感が好きー!積み上げられた本たちにワクワク。ここに色んな知恵や物語が眠っているかと思うとゾクゾクする。中身を一冊まるまる読むには時間がないけれど、もうね、背表紙見てるだけで楽しいし、なんだか刺激を受けるんです。本ってそういう不思議な力があるよなあ、って。

プロジェクションマッピングも面白かった

本棚劇場

 

分類の仕方も面白いし、時には覗いてはいけない人の心のうちを覗いてしまったかのような感覚にもなる。あ、思ったよりもKADOKAWAの本にこだわっていなかった点も素敵でした。

 

”街”のような図書空間になっているそうで、異国の街に迷い込んだかのような感覚になります。ここからなら、異世界にも通じそう!?物語が隠れていたり、生まれたりする、まさにそんな場。

 

座って読めるようになってます

 

ちなみに次男は、マンガ・ラノベ図書館のほうへ行き、「漫画いっぱい最高!」って言ってましたが、漫画は思っていたよりも少なかったような?(←個人の感想です)

あ、ここはKADOKAWAのものばかりが集められているから、私はあまり惹かれなかったのかな(小声)。

 

ランチは角川食堂へ行ってみたかったけれど、行列だったので、ラーメンWalkerキッチンへ。ラーメンなら回転が早いだろう、と。正解!全国の人気店主が入れ替わりで出店しているから、思いのほか美味しかったのです。

 

角川武蔵野ミュージアム、家族で行くと意外と散財するのでギョッとしますが、一日楽しめる場所でした!