今日の一冊じゃなく、二冊はこちら。
まずは、こちらカトリックのシスターが書いた本なのですが、考え方は禅的なのです。つまり、宗教関係なく、普遍的ってことですよね。
“あきらめる”というと投げ出すイメージがあるのですが、違うんです。
“明らめる”。
まずは、いったん“受け入れる”ってことなんですよね。
受け入れないと、ない部分にばかり目がいってしまって、なんて自分は不幸なんだとなってしまうんですよねえ。私もそうでした。
なんで、うちの子はこんなに大変なんだろう。
なんで、うちの夫はこんなに理解がないんだろう。
なんで、母親のせいばかりにされるんだろう。
って。
全然違ったのに。
受け入れてみたら、自分の被害妄想だったことが分かった。
自分が“問題”だと思ったから望みどおり問題になった。
でも、自分が問題視しなかったら、同じ状況でも問題なんて消えちゃった!
この本には、心穏やかに過ごすヒントがたくさんです。
もう一冊はこちら↓
こちらは、特に子育てに悩んでいる方に。
もうもう我が家のバイブル!
いままでいったい何人に貸してきたことか。
そして、貸した方のほとんどは、その後自分で購入し直されてます。
手元に置きたいって。
ちなみに今も貸し出し中。
うちの長男は小学2年の6月頃から6年生まで荒れに荒れました。
後半は緩やかになっていったんですけどね。
そりゃもうすごくて。一緒に暮らせないんじゃないかと何度も思ったくらい。
「小学生だったからまだいいよね」とよく言われましたが、なんのなんの中高生の反抗期(しかもすんごい)レベルでした。暴れっぷりが。
不登校も経験して。
だからか、「実はいまうちも不登校で」という声が寄せられることが多いんです。
こんなにも不登校の子って多いんだ!と驚くくらい。
でもね、どの子も自分を持った素敵な子なんです。
不登校の子に何か問題があるんじゃなくて、これ受け入れ先の選択肢が少なすぎるというのが問題なんだよなあ、といつも思わされます。
でも、違う選択肢を選ぶには、親の覚悟がいるんですよね。
さて、こちらの本。子どもを信じるとはどういうことなのかを教えてくれます。
“甘やかす”と“甘えさせる”は似て非なるもの。
不登校でもひきこもりでも、かわいがっていいんです。
でもでも、この子ホントにそのままでいいの?
そのままの状態を受け入れちゃったらマズイんじゃないの?
そう思ってる方に『聖なるあきらめ』とあわせて読んでいただきたい。
この本で言ってることは極端じゃないか、やっぱり甘やかしすぎじゃないかという意見も見かけます。でもね、そう思ってる親って、どこかで子どもはまだコントロールできるものだと思ってる。
昨日ご紹介した本『預言者』の子どもの章にもあります。
子どもはあなたのものではない、のだと。
子どもには子どもの考えがある、と。
子どもを解放しなくっちゃ!
だって、彼らは勝手に成長する。
心配を手放そう。
なんでこの子はこうなの?
と思ってる方は、ぜひご一読くださいね。