
ブックカフェ巡りが大好きです。
ただ、ひとくちにブックカフェと言いましても、色んな形がありますよね。
大手書店がカフェ併設でやっているスタイリッシュなものから、独立系書店あるあるの狭―い(ホント狭い笑)店内に無理やりカフェスペースを押し込めたようなところまで。あの狭さが逆に落ち着く……のかな?
レストランやカフェが主体で、店主蔵書の本を置いてブックカフェと呼んでいるところもあり、選書の好みがあえば最高なんだろうな、と思えるところも。しかし、これがなかなか選書の好みがあうところに出会えないんです。
ところが、出会ってしまいました!
『珈琲と図書室』さん
昨年2024年の4月にオープンされたそう。場所は横浜市の戸塚駅から歩くこと約20分。しかも、最後はかなりの坂。
本当にここであってるのかな……?
不安になる頃出迎えてくれるのは、石の階段と木の看板。ワクワクしてきます。ここからすでに物語が始まる感じ。

階段を上るとそこは……緑の芝生にベンチ。ああ、高台の開放感。
戸塚なので、山並みが見えるわけではないのですが、ちょっと高知のうずまき舎さんを訪れたときのようなワクワク感がありました。
優しそうな店主さんが出迎えてくださり、中に入ると、壁一面、本、本、本。

そのジャンルが実に多岐に渡っているのです。哲学、心理学、教育学、文化人類学、自然科学、かと思えば映画や音楽のジャンルも。とても知性を感じるアカデミックな本棚。読めもしないのにワクワクした大学時代を思い出しました。なーんて、いまも相変わらず、置いてあった本のほとんどは私には最後まで読めないかもしれないタイプの本たちなんですけどね。でもね、背表紙見てるだけでワクワクしてくるんです。読んでないのに、すでに大満足という(笑)。背表紙見てるだけで、世界が広がる。
敷居が高そうな内容?
確かに難しそうなんですけど、ただただその分野への興味がつきず、万人の理解なんて求めず、ひたすら好きを追求して書かれたんだろうなあ、って。そんなある意味マニアックな本たちからは、なんだかポジティブなエネルギーが放たれてる気がしました。
そこに、珈琲です。自家焙煎で、こだわりの珈琲たちも実に美味しかったです。
ドリンクを注文というよりも、利用料を払うとドリンクを選べるという形。
読まなくてもいい、ただこの本たちに囲まれて、丁寧に入れていただいた珈琲を飲む幸せよ。
営業日は、土日多めの不定休らしいので、Instagramをチェックしてから行くことをおススメします!楽しそうなイベントもやっていらっしゃいますよー。
とても居心地の良い空間で、近かったら毎週末通いたい!!!と思うような素敵な図書室でした。ぜひ。