※本日の内容は、全体的にネガティブなので見たくない方は要注意です
先月、三男の修学旅行がありまして。ふと「これ、私もお泊りで出かけられちゃうんじゃない!?」と修学旅行2日前くらいに思いついちゃったんです。というわけで、以前から行ってみたかったBOOK HOTEL箱根本箱さんへ思い切って行ってきました!
オープン当初から行きたい!と思っていたにもかかわらず、なかなか行かなかった理由は……私にとってはお高かったから。正直、かーなーり躊躇しました。けれど、どのレビューや個人の方のブログなんかでの感想を見てもみなさん大絶賛!これだけ、誰もが満足してるんだから、行ってみたらその秘密が分かるのでは?と夫が強く勧めるので、思い切って行ってきた、というわけです。
もちろん、とってもよかったです!特に創意工夫に富んだお食事(←本じゃないんかい笑)。
でも、私の期待値が高すぎたのか……やっぱり高いと感じてしまったのでした(スパークリング1杯2,200円など別料金ドリンクもお高め)。
どんなところがよかったかは、他の方の感想を見ればわかることなので、今回はあえて!あえて、お値段で迷ってる方への忖度ナシ感想にしてみたいと思います。ネガティブなことも書くので、目にしたくない方はここまでで。迷ってる方は、ま、こんな感想もあるということで参考にしてみてくださいね。
さて、こんな方にはあまりおススメしないというのは、こういう方
①高所恐怖症の方
まずオススメしないのは、高所恐怖症の方です(はい、私です)。こちらのお宿、小学生不可なのですが、それは騒いだり本を丁寧に見れないからだと思ってたんですね。
いや、それ以上に危険だからでした(笑)。圧迫感のない空間を創り出すために、2階てすりからは、簡単に人が落ちれる構造。おしゃれなんです、おしゃれなんですよ?でも、こわい(笑)。え、こんなところに隙間あけなくても、とか、人が通ると階段が揺れる揺れるで、吊り橋気分。狭いスペースなんかだと、こわくて落ち着いて本棚見れませんでした。
②モダンな建物よりナチュラルな建物がお好きな方
これはねー、HP見た時点で薄々感じてはいたんですよ、自分の好みとはちょっと違うと。だから、あくまでも好みの問題。特に私たちが泊まった部屋(ギリギリ予約なので選択肢なし)は、壁はうちっぱなしのコンクリ―ト。一応テラスに露天風呂もついてるのですが、シンプルすぎて、なんていうかあまり風情がないマンションのベランダ感……。もともと、どこかの会社の保養所をリフォームしてるので、基本そういう作りです。
大浴場の露天はね、木々に囲まれていてだあれもいないのが嬉しかったです。ただ、雨の日で。距離は短いけれど、内風呂から露天に行くまで屋根や傘がなくてびっくり。
まあ、生まれたまんまの格好で雨に打たれるって、そうないな、と逆に楽しくなりました。
一つ驚いたのは、静けさを堪能できるかと思いきや、ひっきりなしに車の音がしたこと。強羅って山の中で、ロープウェイ以外は車で来るしかないから、ずーーーーっと車の音がしてるんですね。鎌倉の自宅のほうがよっぽど静かだったという(笑)。
そして、部屋は選べるなら選ぼう!とおススメします。私たちはギリギリで選択肢なかったんですけど、泊まったお部屋がミステリ作家の今村昌弘さんの選書部屋だったんです。私こわいのが大の大の大の苦手なんですよーーーー(涙)。だから、部屋にある本が不穏なタイトルが多く並んでいて、それだけでもう部屋にいたくなくて(笑)。
極めつけでこわかったのが、夜中の3時半頃に非通知設定から着信履歴があったこと。え……怖っ!!!一瞬、修学旅行中の三男に何かあった!?日光までまさかのお迎え!?と思ったけれど、それ以降電話はなく(めっちゃ元気だったらしい)……よく寝れずに悪夢にうなされましたとさ。
③滞在型のお部屋でゆっくりしたい方
テレビがないのがいい!っていうコメントを多く見かけたのですが、普段からテレビのない我が家にはそう珍しいことではなく、私自身はミステリ部屋がこわかったこともあり、ほとんど部屋にはいませんでした(夫、PCで仕事してたし)。残念だったのは、椅子の座り心地があまり読書に向いてない椅子だったこと。ベッドにごろんとして読んでもみたけれど、これはこれで寝ちゃう問題。
そんなわけで、私はほとんどの時間をラウンジスペースで過ごしたのですが、他のみなさんはドリンク1杯飲むくらいで、すぐお部屋に帰られちゃうの。他の部屋は居心地よかったのかもしれません。
④ラウンジ(共有スペース)を堪能したい方
ラウンジには、珍しい和ハーブのティーバッグが置いてあるのが嬉しい。が!!!ごめんなさい。個人的にここが一番NGポイントだったんですけど、お湯がぬるすぎたんです。うーん、あれはどう考えても70度くらい?スタッフの方に言おうかなあとも思ったんですけど、他の人はこれが好み?とか考えちゃって。でも、あの温度じゃハーブの香りも味も出なくて、せっかくなのに残念でした。部屋に持ち帰ることもできないので、部屋のポットから熱々を注ぐということもできないし。全日本熱々ドリンクLOVER連盟会員の私としては残念でした。
共有スペースはラウンジ以外にも秘密基地のように、ちょこちょこ面白い小さな小部屋があったり、それはワクワクしました!でも、日本人って写真撮っておしまいというか、そこでじっくり読書しようと思う人はいないみたい。みなさんお部屋にこもりっきりで、ちょっとモッタイない気もしました。
⑤じっくりゆっくり読書を楽しみたい方
チェックイン15時でオーベルジュなので、お食事にもそれなりに時間がかかる。温泉も入りたい。となると、寝る時間を削らなければ、実はそんなに読書する時間はなかったりもします。色んな本の試し読みには向いているけれど、じっくりゆっくり読みたいとなると長さにもよるけど2,3冊しか読めないんですよね。2泊すれば、もっと読書を堪能できるのですが、この値段をもう1泊払うかというところを問われます。この値段払うのなら、私なら好きな本数冊持って、別の高級宿行きたいかも。
読書体験という点においては、こちらの格安バックパッカー宿(お値段10分の1以下)のほうが個人的には満足度が高かったです↓
あと、ネガティブついでに、もう一つだけ。せっかくエコに力を入れてるホテルなのだから、シアタールームは何か工夫があればいいのいな、と思いました。だって、いつ見ても誰もいないのに、ずーーーーっとショートフィルムが流れ続けてるんですもの。客室数も少ないし、それこそ予約制とか、観たい人が来た時点でスタートするとかしたらいいのになあ、って思っちゃいました。
なんて、今日はネガティブなこと綴ってしまいましたが、お値段がもっと安ければもちろんリピートしたいお宿でした。