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前回の続きです。
徳島で周りたいところが、思ったよりも車なしだと周れないと判明したため、急きょ行先をお隣香川に変更したライブ翌日。関東住みなので、全然知らなかったのですが、香川って個性派書店がそろっていて、読書の県なんですね!『香川BOOK遍路MAP』なるものまであるんだとか(ほしかったー)。香川すごい。
今回こちらのサイトを見て行きたいところをピックアップ↓
残念ながら定休日だったり、地図がGoogle Mapしかないため、方向音痴の私にはどうしてもたどり着けるとは思えずで断念したりで、結局行けたのは2軒のみ。
ああ、『なタ書』さんも、行ってみたかったなあ。けれど、“予約制”というのが、たどり着けるか分からない私にはどーしてもハードルが高く断念。荷物が重すぎたのもあり、次回はけちらずコインロッカーを使用しようと心に決める。
というわけで、今回無事訪ねられたのはこちらの2軒です。
商店街を抜けてわりとすぐの路地にある、明るい雰囲気の本屋さん。ガラス張りで中が見えるとすごく入りやすいんですよね。
名前がなかなか覚えられなかったのですが(カタカナに弱い)、とっても素敵な由来でした↓
とても活気のある本屋さん、という印象で、子どもたちの元気な声が飛び交いほっこり。奥にある階段スペースが秘密基地感があっていいんですよねえ。見てるだけで、ワクワクする。滞在時間はそれほど長くはなかったのですが、それでもこのお店がいかに地域に愛されているかが体感できました。
個人的にすごいなあ、希望だなあと思ったのは、もっとも本を読まない世代と言われている20代のお客さんが入れ替わり立ち代わりお店に立ち寄っていたこと。この世代って、ほかに一番誘惑(娯楽)が多いから読まないと言われてる世代。近くに大学がいっぱいあるのかしら?と思って調べてみたけれど、そういうわけでもないみたい。読書文化のある香川すごいわ。ここで育つ子たちは、どんな子たちに育つんだろう。
ルヌガンガさんは、新刊書店なのですが、いわゆるベストセラー本ではなく、どの棚も選び抜いたんだろうなあと思われる選書がとっても好みで、いつまでもいたかったー。棚に並んでいる本たちがイキイキしている気がしました。いっぱい買いたかったけれど、既にいまある荷物で私の肩が悲鳴をあげていたので、今回連れ帰ったのはこちらの2冊で↓
さて、お次はルヌガンガさんの近くにあるという古書YOMSさんへ。
もうね、自分にびっくり。ルヌガンガさんの斜め向かいにあるのに、全然違う通りまで行っちゃったんですよ。で、戻ってきたらあった(笑)。ここも20代の若者が出入りしていて、ルヌガンガさんとこちらみなさん両方立ち寄るんだろうなあ、といった感じ。ライバル?いやいや、ちゃんと住み分けができていて、個性派書店が密集しているのは訪ねる身としては実にありがたい。場所が離れているため、あきらめたところもあったから。
THE☆古書店という雰囲気で、狭い中に濃い本がぎゅうぎゅうに詰まっていました。意外にも子どもの本もあって、岩波少年文庫が並んでいたのが嬉しかったなあ(←何目線!?)。zineやミニコミ好きにもたまらないお店で、郷土ものも充実していました!まさに旅の一冊が見つかりそうな本屋さん。ここでも、候補はいくつかあったのですが、目が合ってしまったのでコチラを連れ帰ることに↓
本当はね、この日はこちらの見るからにおしゃれな本屋さんがやっていらっしゃるゲストハウスに泊まろうかと思っていたのです。↓
しかし、ギリギリに予約した自分が悪いのですが、なかなか返信が来ず、電話しても通じずで今回はあきらめました。で、香川は日帰りで、えいやっ!ともう岡山まで行っちゃうことにしたのです。岡山にも本屋さんがやっているゲストハウスを見つけたので。
そんなこんなで、2軒しか周ってないのに疲れてしまった私。遠くまで来てたったの2軒かあ、という情けない思いも抱きつつ、予定より早く切り上げてマリンライナーに乗り込んだのでした。
そうしたら、なんと!!!!!
ちょうど夕暮れの時間帯だったのです。もうね、じわっとこみあげるものが。夕日と反対側の席に座ってしまい、首をのばして遠くの窓を一生懸命見る感じだったのですが、それもなんかまたよかった。オレンジではなく、紫と桃色に染まる空。私自身は、めったに出会わない色合いで、そこに浮かぶ瀬戸内海の島々がもう神話の世界。桃源郷。
夕日側の席のみなさーん!スマホ見てるなら席変わってぇー、と心の中で叫びながら、でも、このまだ私自身は近づけない感じもまたいいな、って。本なんて読んでる場合じゃない(笑)。
あ、いま気づいたのですが、この空だったのか(鳥肌)!!!↓
情けなかった気持ちが、一気に祝福された気持ちに。こちらの曲たちを聴きながら見た瀬戸内海の夕日は、まさにまさにギフトでした。すべてgrace!↓
せっかく素敵な本屋さんがたくさんあるのに2軒しか周れなかったけれど、この夕暮れの瀬戸内海を見るためだったんだ、と納得。首伸ばしてみて、よく見えてなかったのに、それでもこれが間違いなくこの旅のハイライトだった。これで、よかったんだ。
そうして、到着した岡山玉野市の宇野駅は無人駅。精算ができないというあたふたがありつつ、なんとか宿に到着。
長いので、次回へ続く(まだ続くんかい笑)。