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今日の一冊はシリーズもの。
読書が嫌いな小学生男子の強い味方!!!
うちの子三兄弟はみな読書が好きではないのですが、小3三男の夏はヘンリーくん一色でした!何か本を読もう、という話になったとき、三男からリクエストがあったのが、
「ホーマーくんみたいなのがいい!」
だったんです
で、思い出したのがヘンリーくんシリーズ。こちら、同じく読書が苦手だった長男が、小学生の頃唯一読破できたシリーズだったのです。
クスクス笑いながら、立て続けに5冊読んでました。それを見て、なぜか夫も読み始めました(笑)。
すんごい事件が起こるわけじゃありません。でも、日常の中のちょっとした事件。
男子あるあるがいっぱい!時代は古くて、日本でいうところの昭和初期の香りがするけれど、今の子たちにもじゅうぶん魅力的にうつるようです。ほっとするんですよね。
THE☆児童文学って感じ。刺激は少ないかもしれないけれど、共感いっぱい。
著者のベバリー・クリアリーさんは、司書をしていて、そこで出会ったたくさんの子どもたちが喜ぶ本を、ということで書き始めたそう。ファンタジーではなく、リアリティ文学と呼ばれる日常を描いているというところも、本が苦手な子でも入りやすい理由かもしれません。
後半は、ヘンリーくんシリーズにも登場する女の子の友だちとその妹の話に移っていくのですが、それがラモーナシリーズです。
ヘンリーくんが純粋に子ども心に楽しめるとしたら、ラモーナシリーズは“なんでこの子はこうなんだろう?”とついつい思っちゃう大人に読んでもらいたいシリーズ。
ああ、子どもってこんな風に世界を見てるんだなと分かって泣けてくるんです。いかに大人が表面しか見ていないことか。
ヘンリーくんもラモーナも子どもを代表してくれているようで、おすすめです!