今日は個人的などーでもいい話です。が、読書嫌いな子がいるおうちの方には、希望の持てる話かも?どーでもいい話って言いましたからね~(笑)。
色んなところで書いていますが、うちの子どもたちは読書が苦手です。
中3長男は、とにかく文字を読むのがつらいタイプ。
小6次男は、読もうと思えば読めるけど、究極的にめんどくさがりなので、読みたくない人。
小2三男は、自分で読むのはまだまだ嫌だそう。
でも、全員読み聞かせは好きなので、物語を聞くのは好きなんです。文字で自分で読んで、想像して読むというのが苦手。
そんなわけで、私は読書が苦手な子でも読めそうな物語かどうか、というのは常に気にしていて「うちの子でも読めた」というのが、読書嫌いのお子さんへのおススメ本の基準になってたりもします。そういう意味では、めっちゃ参考になってるうちの子たち(笑)。
さて、今日は小6次男の話。
次男のめんどくさがりは徹底していて、
「読むのめんどくさい!!!読書なんて何が面白いのかワカラナイ!!!読書なんてキライだーーーー!!!」
と叫んでいた人です。読むのは夏休みや冬休みの学校の宿題から仕方なく、という感じ。そんな次男の今年の春のコロナ休暇中の読書は、新藤悦子さんの『青いチューリップ』でした。こちら↓
読み始めたらもう止まらない!「何これ!超面白いんだけどー!」と叫ぶ(←いずれにせよ叫ぶ笑)。こちらの本、実は小4のときに読みかけて挫折していたこともあって、再び自分から手に取って、夢中になって読んでいる姿は、母的には感慨深いものがありました。
ところが。
読書感想文になったとたん、怒り出す次男。長々と感想を述べたい、それには次男曰く細かいあらすじが欠かせないというのに、学校側が用意した紙はたったのB5半分5行くらい。
「こんな少ないスペースに書ききれるわけない!!とにかく面白いから、先生も必ず読んでください!!!」
と逆ギレのコメントを書き、怒り心頭の次男でしたとさ。
その後どうなったかというと......。
今年の担任の先生は昨年と同じ先生で、次男の良さを発掘してくれるような、とーっても素敵な先生なんです。過去担任の先生の中には、もっとちゃんして、と“指導”する(←私が一番モヤっとするとこ)先生もいた中、今年の先生はこう言ったそうです。
「君の感想文がクラスの中で一番、先生に読みたい気を起させた。君は図書委員に向いてると思う!図書委員やりなよ」
びっくり。嫌味じゃなく、そう捉えていただけたんだ(笑)。
実は、次男の学年は、読書好きの子が多くて、図書委員は倍率が最も高い花形なのです。そんなわけで、次男もまんざらでもない感じ。嬉々としてたくさん読書にした子にあげるドラゴンヘッドの栞なんかを作り始めたり、嬉しそう。
そして今や
「K(次男)が面白かった本教えて。今度それ借りる!」
とすごい読書家の子から声かけられるんだそう。Kは本読まないで有名だった(←それもどうかと思うが)のに、めっちゃ短期間でクラスの子からの印象変わりすぎ(笑)。
ただ、まあ、母の好みの本ではないのですが……うん、そこは置いておこう。
いまはひたすら読んでるのはコチラのシリーズ ↓
クラスメートのおススメだそう。おかしいのは、青い鳥文庫じゃダメなんだそうで、アスキーメディアワークス文庫本じゃなきゃ嫌だというこだわりが。おかげで、読めない漢字いっぱいでしょっちゅう聞かれます。
そこから、どう発展していったか。ビブリア古書堂に出てくるので、夏目漱石や太宰治を読みたくなったんだそうで。でも、お母さんがなかなか借りてきてくれないから、本屋で途中まで立ち読みしてきたそうな。ちょ、立ち読み……すみません。
その前に経由してほしい本があるんだけど~、とつい母は言いたくなっちゃうのですが、抑えて抑えて、ですよね。
あ、でも途中で二冊だけ母がすすめた本も読んでくれました。それが、先日ご紹介したコチラ↓
とコチラ↓
どちらも、とても気に入ったようで、お母さんのおススメは読む気がしないと言ってたのに、おススメを聞いてくるようになりました!(母、心の中でガッツポーズ!)
今は文庫本がお気に入り(背のび感があっていいらしい)で、次は文庫本の『ジョン万次郎』をおススメしたら、「前々から読みたかったんだよね。読む読む」ですって。
おお、これはぜひ!生きる力になるから!(母前のめり笑) ↓
いつ何がきっかけでどうなるかなんて分からないなあ、と再確認。
「読書なんてキライだーーー!!!」と叫んでたことなんて、ケロっと忘れて「いやあ、お母さん、やっぱり本だね、本!」なんて調子のいいことを言ってる今日この頃の次男。
親以外の大人や、友だちの力って大きい!と改めて実感した次第でした。