Pocket Garden ~今日の一冊~

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業界経験ゼロからの本屋開業記に励まされる

『新聞記者、本屋になる』(2021年)落合博著 光文社新書

 

基本、毎週月曜日の19時~21時頃に投稿しています♪

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とにかく本屋さんが好き。服を買いに行ったはずなのに、気付いたら本屋さんにいて、そのまま帰宅、なんてこともしょっちゅうです(買い物自体があまり好きじゃないということもありますが)。

 

いわゆる活字中毒というわけでもなく、え?そんな本も読んでないの?と思われるくらい色々と読んでいないし、産後以来、もはや難解な本は情けないくらい読めなくなっている。けど、あの本に囲まれた空間自体がたまらなく好きなのです。背表紙見てるだけで、色んなインスピレーションもらえるんですよねえ。

 

さて、今回訪問したのは、田原町にあるReadin' Writin'さん。やっと、やっと行けたー!

田原町に馴染みがなさすぎて(都内の土地勘なさ過ぎて)、行くのにハードルが高かったんです。超絶方向音痴なので。

 

店主の落合博さんは、数年前のJPIC読書アドバイザー講座の講師として登壇されていた方。お話が面白くてとっても印象に残ってたんです。

 

私、仕事モードだと饒舌なのですが、プライベートだとなぜかものすごく人見知りで。

なので、少ししかお話しできなかったけれど、アドバイザー講座の頃と印象変わらず、とても気持ちの良い方でした!気持ちの良い方ですが、いわゆる商売上手の感じのよさというのではなく、自分に嘘偽りなく生きてる方の気持ちの良さというか。自分を必要以上に大きく見せようとしない気持ちの良さ。芯があって、裏表がないのが、上記の著書読んでもよく分かります。

 

外観のこの落ち着いた色味好き...!

中2階ってワクワクする!

写真は許可取って撮らせていただきました。帰宅後買った著書読んだら、写真だけ撮って何も買わずに帰ったお客さんにキレそうって書いていて、ですよねー、ってなりました。

 

ちなみに、上記の落合さんの本以外に買ったのは、コチラ↓

『本にまつわる世界のことば』(2019年)創元社

あと、長男が小さい頃仲良しだった(と私のほうでは思ってる)元ママ友が書いた本を見つけたので、ちょっと迷ったけど連れ帰りました。迷った理由は、表紙が過激で、我が家の思春期男子たちに刺激が強すぎるかなー、と思ったから笑(ここに書影掲載するの控えます)。出版したのは知っていたけれど、買うならオンラインじゃなくて書店で買いたいと思ってたから、ここで見つけて嬉しかったなあ。

 

彼女は、世界的に有名なバーレスクダンサーなんです。ママ友にならなければ、出会うことのなかった世界の人。私、彼女の書く文章が大好きで。辻仁成さんが編集長をしているWebマガジンにも連載していたのですが、辻さんも彼女の文章に嫉妬するとまで書いてました↓

www.designstoriesinc.com

 

Reaidin’ Writin’さんの書籍は、フェミニズム系が充実していました。

イベントもたくさんされていて、一番多かったときで、オンラインも含めて300名近くにもなったんだそう!それは、本当にすごい。私自身も何度もイベント企画したことあるけれど、集客って本当に大変なんです。興味がある人でも、日程が合わなかったり。ドタキャンされたり。

 

でもね、落合さんはオンラインは例えたくさん集客できても、本棚を見てもらえないからあんまり、なんだそうです。みなさん某オンライン書店で買っちゃいますもんね、と言ったら、「それでも、いいんですけどね。本が売れてくれれば」っておっしゃったことに、ビックリしました。だって、たいていの書店の人は、某オンライン書店を目の敵にしてるから。自分のところじゃなくてもいい、本が売れるならば、という考え。本当に本好きじゃないと出てこない言葉!

 

ところが、この著書を読むと、そんな本が好きなわけでもないと書いてあるから、またまたびっくり笑。

 

次回はイベントにも参加してみたいなあ。

ここで買いたい、と思わせてくれるような素敵な本屋さんでした。