人生っておもしろいな~。自分の顕在意識が意識してなかった潜在意識のところに導かれてるんだな~(←あやしい?)、そんなことを思った今回の旅。
発端は、
“ライブ行くなら、旅行がてらっていいじゃん。これからもそうすれば?”
という夫のひとこと。昨年秋にえいや、と行った藤井風のスタジアムライブ@大阪のパナスタが楽しすぎて、よっぽど帰宅した私の顔が輝いていたのでしょう。受けたオファーはありがたく享受するタイプなので(笑)、んじゃ、遠慮なく~!と申し込んだ今回の藤井風ライブ@徳島。いやあ、夫テレワークってありがたい。父ちゃんっ子の三男ありがたや。というわけで、お言葉に甘えて3泊4日の一人旅。
そもそも私はライブに行くタイプじゃないし、それだけでもびっくりなのに、ましてや遠征までするなんて自分でもビックリなわけですが、それくらい私を突き動かす力があるわけです、藤井風というアーティストには。藤井風のこと書き出すとレポート5枚分くらいになりそうなので、今回は控えておきます(笑)。ただ一つ言えるのは、彼のライブに行くと、少しでも良い人になりたいなあと思わせてくれるってこと。もはや、セラピー。
で、せっかく遠くに行くからにはライブ以外にも~、と色々調べてみたら、四国って公共の交通機関があまり発達してなくて。基本移動手段は車なんですね(涙)。行きたいところには行けず、大自然のところは冬は閉鎖してたり。チーン。せっかく四国まで行くから、高知に移住したママ友訪ねてみようかなと聞いてみたけど、予定合わず。どうしようと考えて思いついたのが、そうだ!面白い本屋さんないかな?ってことでした。
高知のママ友にふられたので、調べてみたら、お隣香川にはユニークな書店がいっぱいあるじゃないですか(+うどんも食べたい!)。行きは飛行機でしたが、帰りは陸路にしてみる?本読みながらのんびりゴトゴト電車で5時間くらいかけて帰宅してみる?と考えはじめたら、ほかに岡山にも寄るという選択肢が出てきたわけです。
岡山は藤井風が生まれた土地でもあるけれど、実は私自身が生まれた土地でもあるんです。だからか、ちょっと縁を感じる(転勤族なので、そこで育ってはいない)し、立ち寄ってみたい子どもの本屋さんもある。
どうやら、この旅は“書店を巡る旅”という運命にあったもよう。
まあ、ワタクシいわゆる典型的な地図の読めない女、特にGoogle Mapに弱い女なので、かなりの珍道中でしたが(笑)。寄りたいところの半分も寄れなかったけど、結果スケジュール的、体力的にはちょうどよかったから面白い。
話は戻り、もともとライブ遠征先を徳島にしたのは、一度は行ったほうがいいとじいじから強く勧められていた大塚国際美術館があったからなのですが、こちらは評判通り圧巻でした!大塚国際美術館は、陶板複製画の美術館。それはそれは、もう壮大な美術の歴史。日本一入館料の高い美術館と聞いていたけれど、むしろ安い!とすら思うボリュームでした。
キリスト教関連の絵が多かったので、なぜ人はこういう形(本来の姿とは違う美化した形)でキリストのことを残したがるのだろう、とか色々問いも与えられました。
陶板(タイル)に転写と聞いていたので、勝手にツルツルタイルを想像していたんですね。そしたら、レタッチとかもしてあって、質感もちゃんと表現してあって感動。自分たちの思いを表現して人に伝えたい、残したいという思いに、職人たちの心意気にも感動。とにかく膨大な量なので、4時間弱いたけれど、最後のほうは駆け足。じっくり眺めるもよし、さあっと眺めてお気に入りの絵を見つけてあとから追いかけるもよし。色んな楽しみ方のできる美術館だと思いました。
その日のうちだったら再入場可だったので、途中の干潮時に渦潮汽船(美術館から徒歩5分)に乗りに行ったり↓
大塚国際美術館、一度行く価値アリです!
そしてそして、もう一つ。今年の自分のテーマとして、もっと日本が知りたい、というのがありました。あんなに海外の文学に惹かれ、海外のほうがよく見えていた私。神社仏閣なんて全く興味なく、御朱印ブームとか冷ややかな目で見ていました。
が!!!長男次男が書道にハマり、じいじから実際の御朱印を見せてもらったら、射抜かれてしまったわけです、その書の美しさに。というわけで、行ってきましたよ金比羅山などなど。今年は、児童文学のほかに、もっと日本を知る本も読んでいきたいなあ。
あらま。訪れた本屋さんのことを書こうと思ったら、すでに長くなってしまいました。それぞれの書店については、また次回書きますね!では。