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昨日は、横浜の馬車道で開催されていた『本は港』というブックマーケットに行ってきました!
ちょうど横浜はローズウィークで、バラは終わりかけのが多かったものの、どこもかしこも花でいっぱい。気分ウキウキ。
このイベントは、神奈川県にある独立系のおもしろい本屋さんと、小さな出版社さんが出店するというイベント。
総勢15店舗のお店・店主が集い“本”を真ん中に出会い・語らい・笑顔になる一日
そんなお祭りをつくりたくて
と謳われていたとおり、混雑していながらも、そこらじゅうで語らいが繰り広げられていました。どんどん、“つながり”ができていく。なんか、その光景に感動した。
こういうイベントって知りあいだらけの”内輪感”に陥りがちだなあと思うことが多いのですが、この『本は港』にはそれがなかったのが、よかったです!(←何様目線!?)
私たちが到着したのは、開場から10分後くらいだったのですが、私たち以降は入場制限になってしまい、長蛇の列!道路にまで列!すごい。混雑しすぎていて、写真も撮れませんでした。
先日、お友だちに車で西湘ツアー連れて行ってもらった、真鶴の道草書店さんや、小田原の南十字さんも出店。
大好きでありながら、その後なかなか足を運べていなかった、冒険研究書店さんも出店されてて嬉しかったなあ↓
比較することで、他方を落としてしまうのはよくないと分かってはいるのですが、でもついつい違いを思っちゃったのが、以前参加した別の本のイベント。それは、大手出版社が集まって読書を盛り上げよう!というイベントでした。たくさんの大手メディアも来ていて。でも、今回の『本は港』のような熱気は感じられなかった。イベントのプログラムにあった講演や座談会はすごーくよかったものの、一般参加者がいない。どう見ても関係者&呼ばれたメディアばかり。一体誰に向かって開催しているんだろうという疑問が……。上滑りというか。案の定、本好き仲間ですら、誰も知らないままそのイベントは幕を閉じていました。
でも!今回『本は港』に来ている人たちは、明らかに一般の読者たち。しかも、みながウキウキしてるのが感じられる。集まっていた本屋さんも、出版社さんも志が高かったり、“思い”のあるところばかり。だから当然活気があるんだなあ。決してガヤガヤ大騒ぎっていうのではないのだけれど、あちこちで会話が生まれていて、場がイキイキしていて、なんだろう、もういるだけで楽しいの。前者との違いを考えこまずにはいられませんでした。
出版業界、書店業界は斜陽産業と言われがちだけれど、ある意味当然の流れかもって思ってしまいました。あ、大手の話です。志や思いはあるとは思うのですが、一般人にまでは伝わってこないんですもん。きっと、大衆に広く届けたい、マスを相手にしようとするあまり、結局は個人に届かないというか。顔の見える個人を大事にしている小さな書店や、出版社さんのほうが一人から、また一人へと熱が伝わる。小さな波がだんだんと大きくなっていく。そこに感じるのは希望なんだなあ。
ただ、やっぱり難しいなあと思うのは、本は物理的に重いってこと。その後もたくさん歩く予定があったので、欲しい本はたくさん出合ってしまったのですが、重量的に2冊で限界でした。うーん、悩ましい。ちなみに、今回迷って迷って連れ帰ったのはコチラの2冊
バウルは、はじめて知った本だったのですが、プロローグをざっと読んで引き込まれて即決。こちらは以前は幻冬舎から出版されていて文庫化もされていたものなんですって。三輪車さんからのものは、〈完全版〉となっていて、たくさんの写真付きで、装丁が、装丁が(←大事なことなので2回言います笑)もうもう素敵なんです。なぜ、三輪車さんから再度出版されることになったのか、裏話も聞けて興味深かったなあ。ちなみに、こちらもうすぐなくなりそうで、次に重版かかるときは紙の高騰により値上がりしてしまうかも、とのこと。見つけたら躊躇せずお迎えするのをおススメします!
『本は港』、ぜひぜひ第二弾が実施されますように!次回は、ぜひもっと広い会場で、入場制限なしでしてもらいたいなあ。ワクワクするブックマーケットでした。