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今日の一冊は、コチラ。
そう、あの“名言、“「知ること」は「感じること」の半分も重要ではない”で有名な、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』のオマージュ。
作者の三宮麻由子さんは、4歳のときに目が見えなくなったそうで、こんな絵本を出していらっしゃいます↓
さらっと読めます。だからなのか、ふむふむ、そうよね、とか。あー、分かる。なるほど、面白い、それは気づかなかった!とは思うものの、実は、そんなに響かなかったんですよね(小声)。みなさん大絶賛している中で、水を差すようですが、それが正直すぎる第一印象。
でもね、これ実践してなんぼだったんです!!!
当たり前だけど、読んで終わりにしないところが大事でした!
この本を読んでから、以前より確実に“耳をすます”ようになりました。そしたら、聞こえる聞こえる、鳥の歌声が。意識が変わると、見える世界が変わってくる!!!
雨が降った日には、さっそく傘の内側から手をあてて、雨粒の丸みを感じてみましたよ。
「細かく聞けばキッチン・シンフォニー」という章も面白かったなあ。音を聞いたり、匂いで料理がいまどの段階にあるかが分かる。
日々、じょじょに感性の感度がアップしていってるのを感じます。
本ってこれだから面白い。すぐに響くものもあれば、じわじわと来るものもある。
読めてよかったー!
目が見えなくても、音などから色々推察できるという観点からは、こちらのウェストールの短編に出てくる『ビルが「見た」もの』という物語もぜひ。目の見えない老人ビルがいかにして、凶悪犯を通報できたのか。こちらは、美しい感性というよりもちょっと、コワイけれど感心しちゃう。オススメです↓