Pocket Garden ~今日の一冊~

大人も読みたい、大人こそ読みたい、大人のための児童文学の世界へご案内

兄弟、親子で楽しめる謎解きブック!

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『アリスとキャロルのパズルランド 不思議の国の謎解きブック』(2014年)R.W.ガランド作 エドワード・ウェイクリング監修 楠本 君恵訳 グラフィック社

 

※毎週月曜・金曜の19時~21時の間に更新中!

(できるだけ19時ジャスト更新!ムリだったら、21時までに更新笑)

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クリスマスにあともう一つ何か!と思ってる方、こちらいかがでしょう?

 

読書が苦手な子でも、謎解きが嫌いな子はあまりいないんじゃないかな?

謎ときブックは数あれど、この装丁や美しい絵がたまらないのです~。

これぞ、プレゼントにぴったり!という感じで。

 

表紙はぶ厚めでふかふか。クラシカルでブラックがちょっと大人っぽさも感じさせて、中は美しいオールカラーなんですよ~。持ってるだけで、嬉しくなる!

 

本書は、数学者でもあった作者、ルイス・キャロルが『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』をベースに考案したパズルに新たなパズルや謎解きを加え165点というボリュームで楽しめる一冊となっています。(出版社HPより)

 

クイズは難易度別に分かれてますが、簡単なのでも、結構解けなかった私(笑)。すぐ答え見ちゃったズルい大人です。

 

そんなわけで、小さいお子さんにはなおさら難しいでしょう。でも!だからこそ!兄弟で聞きあったり、親子で一緒に頭を悩ませたり、この本から、いいコミュニケーションが生まれる気がするのです。

 

本好きの子だったら、一人で没頭させてくれー!って感じかもしれませんが、読書が苦手な子だったら、ワイワイみんなで解くというのは楽しい時間の共有ですよね。ここから、本への苦手意識がなくなるかもしれない。じゃあ、もともとのアリスの物語ってどういうんだろう?と興味を持つきっかけになるかもしれない。

 

うちの子たちは、読書が好きではないので、ついついそういう子向けの本にセンサーが働いてしまいます(笑)。

 

図書館で借りる本だったら、装丁はあまり気にしないかもしれない。

でも、家に置いておく本は、やっぱり美しいと嬉しいし、見返したくなるし、心も豊かになる気がするんです。装丁、大事。これは、手もとに置きたくなる一冊です!