ちょっとブログをサボってしまいました。
そして、その間、ひっそりと自宅の一部で、ブックカフェをオープンさせました。名前は、このブログと同じPocket Garden Books&Café。
現在、オープン日や時間などを特に設けておらず、連絡があって都合がつけばあけている形です。ご興味のある方は、DMくださいね。インスタもまだ始動していないけれど、アカウントは作成したので、よかったら。アカウントはコチラ。
https://www.instagram.com/pocket.garden.books/
Pocket Garden Books&Caféでは、本棚も新たに作るか迷いましたが、結局変化に応じて増やしていこともあり、以前おすすめした、えこふ市場のものにしました。このフリーボックスに本を並べていなかったら、ブックカフェを開くなんてことも考えていなかったかも、と思うと不思議な気持ち。まさに私にとっては、すべてのきっかけの本箱です↓
ちなみにサイトが以前リンクを貼っていたのものとは変わったようで、いまはこちらになっています。回し者ではありません笑 ↓
さてさて、ブックカフェといえば、未購入の本でも読み放題のところ、閲覧用のみで販売用の本はないところ、文庫のように貸し出しているところ、などなどさまざまで、自分のところはどうしようかとずっと悩んでいました。いろいろ考えた結果、Pocket Garden Books&Cafeではお迎えしていただけるようの本と、カフェで閲覧のみの本と二つのエリアに分けることにしました!
だって、やっぱり閲覧するだけでなくお迎えしてもらいたいんです。その本たちがお迎えされて、その方のおうちの棚に並んだところを想像すると嬉しくて。
で、発注しているとですね、本たちのこれからが見えてきたりするわけです。
えー、これもう品薄で重版の可能性低いの?とか。
発注可状態になってはいるけど、実際には品切れで、もう手に入らないとか。
今回びっくりしたのが、大好きなこちらの物語が発注できなかったこと↓
自分でお迎えする本は、品切れ・絶版本を優先させていたため、『イルカの家』は後回しに実はしていたんです。いつでも買えると思っていたから。
焦りました。で、あ!ここならもしかして?と思って連絡してみたのが、お友だちが店長をしている恵比寿にある“ちえの木の実”さんです。
前回訪問したとき、絶版本たちも棚に並んでいたので、もしかしてあるかも?と思って。“ちえの木の実”さんは、新刊書店なので、古本は置いていません。が、おそらくお迎えされるのを待ち続けているうちに品切れ・絶版になってしまったのでしょう。問合せてみたら、なんと最後の1冊があったんです!取りに伺ったら、これまた品切だった『魔女とふたりのケイト』もあってお迎え。嬉し!
いつも感心するのは、これらの本も図書館では読めるんですね。とはいえ、図書館だって新しい本は増える一方だし、キャパは決まっています。それに、借り手がいなければ書庫に移動させられてしまいます。目に留まらなければ、どうやって出会えばいいというのでしょう?そして、だんだんと除籍本へとなる可能性も高まってしまいます。
いつまでもあると思うな親と本
ですね!消えていってほしくない物語がたくさん。
そんな物語たちを、ブックカフェの閲覧コーナーには少しずつ集めています。
断捨離がブームになり、1年間読まない本は手放せ、なんていう意見も目にします。
本以外のものでは、私も手放すのは好きなほうなのですが、本だけはちょっと違う気がして。本の中でも、物語は特に。幼いときから、背表紙だけを眺めて一度も手にしてなかった本たち。読んではいなかったけれど、そんなそんな物語たちに私は見守られて育ってきたんだなあ、といま振り返ると分かるんです。その物語たちに、大人になった私が救われた。
すぐに読めなくてもいい。積読でもいい。すぐに結果が出ないものはいらないと判断されてしまいがちな昨今、”待つ”ということが苦手になってきている現代人。でも、物語側は待ってくれています。いつか読まれることを待っている物語たち、ぜひお迎えしてあげてほしいです。
鎌倉にお越しの際は、ぜひほんのひとときでも緑の風にふかれながら、五感で物語を楽しむおひとりさま時間を過ごしにいらしてくださいね。
お待ちしてます。