Pocket Garden ~今日の一冊~

大人も読みたい、大人こそ読みたい、大人のための児童文学の世界へご案内

読まずして読み解く!

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先日、カラーヒーリング・アドラー心理学をされている服部ゆう子さん(ゆう子さんのブログはコチラ)がzoomで主宰してくれた、『読まない読書会』というのに初参加してみました!

 

読まない読書会!?

面白かったです!

「魔法の質問」という質問力の専門家マツダミヒロさんという方の発案だそうで、正式には「魔法のしつもん読書会」といって、内容はHPによると以下の通り↓

 

1冊の本を「しつもん」を通して読み解く、まったく新しい読書のしかたです。 このメソッドを使うことで短い時間で、深く本のエッセンスを吸収することができます。 本を読む前に4つのしつもんに答え、 本を読んだあとに4つのしつもんに答え、 その答えをシェアする読書会です。

 

未読の本を各自が持ち寄って、読まずに質問に答えていくというものなのですが、あーら不思議。読んでいないのに、ワークの後は、既にその本が自分にとって意味のあるものになってしまうんです。

 

その読書会のルールがね、いいんですよね。否定がない。

以前コラボしたライフペイジズというカードコーチングとも通ずるものを感じました。

出てきた答えに正解不正解はないこと、ひたすら肯定。オールOK!

matushino.wixsite.com

 

 

また、読む前に問いを立てる(しつもん)という点では、子どもが好きなメンタリストDaiGoの読書術のお話も思い出しました。↓

www.youtube.com

 

もっともこちらは記憶術でテクニック的なものですけどね。東大生の読書術も同じこと言ってましたね。ポイントは「問いを立てる」というところなんだなあ。人間の脳は興味のあることしか記憶に残らない、そうです。言われてみれば、そりゃそうだという感じですね。問いをたてれば、答えが知りたくなる=興味を持ちますもんね。

 

一方、読まない読書会の方は、記憶術とはまたちょっと違います。より深く、自分が本当に知りたい答えは、既に自分の中にあるということを教えてくれます。これも、ライフペイジズと同じ。

 

ただ、物語はこちらの読書会にはあまり向かないかもしれません。物語はキーワード的なものを直接的に書かないことが多いから。自己啓発本とか明確な学びがある本のほうが向いているかも。

 

でもね、気付いたのは、ここまできちんとした質問ではないけれど、漠然と無意識のうちにだけれど、同じようなことを元々してたなあ、って。自分の中に答えを知りたい問いがあって、それが漠然とでも頭の中にあると、なぜかいつも物語の中に答えを見つけることができて、感動していたんですよね。なぜこうも毎回そのときそのとき求めている答えがあるんだろう、って。

問いを立てれば、潜在意識が答えを拾ってくれてたんですね。自分の中のセンサーに引っかかる。

 

だから、同じ物語を読んでも、読み手によって、それぞれ響くところが違うんだなあ。求めてるもの、自分の中の問いが違うから。

 

読書を通じて何を体験できるか、何を学べるかはその人次第。つまり、日頃から何を意識しているか、どういう姿勢で生きているかで変わってくるんだな、と改めて思った次第です。

 

読む前に問いを立ててから読み始めると、姿勢がシャンとする気がします。

これからは、もうちょっと意識して読んでみようと思います!