新学期が始まりましたね!
長い夏休みが終わって、正直ホッとしている母たちも多いのかな(笑)。
一方で、最近は9月1日と聞くと学校に戻りたくなくて苦しんでいる子どもたちのことが頭をよぎります。現実世界は厳しい......そう思われがちだけれど!!!同時に優しさにもあふれている。
ファンタジーもいいけれど、リアルな世界の優しさを感じれる本を知りたい!というリクエストがあったので、こちらのブログでもご紹介しますねー。あげはじめたらキリがないので、一部を。
光を感じるためには闇が必要なように、優しさを感じるためには厳しい状況も避けられないんですよね。でも、いつでも助けてくれる人がいる。改めて児童文学は希望の文学だな、と思いました。
って考えると、ほぼ全ての本がやさしさにあふれてる(笑)。
『ピーティ』
何かを成し遂げようとか、何ができるとかじゃなく、存在しているだけで素晴らしいということを教えてくれる名作。実在のモデルがいるということで、余計にぐっときます。
『ひいおばあちゃん』
年老いていくと、色々なことができなくなっていくけれど、尊さというものを教えてくれる、心に染み入る一冊です。ただ中古でも手に入らないし、あまり知られていないので図書館にあったら、ぜひ!!もっと知られてほしい一冊。
『すえっこOちゃん』
ほっこりしたいときに。家族の小さなドタバタが楽しくて優しい世界。
『ミンティたちの森の隠れ家』
ファンタジーではないという意味ではリアルだけれど、森の隠れ家での生活はちょっと非日常でワクワクします。ただ、出てくる人間関係にはリアルなやさしさにあふれていています。
『銀の馬車』
『ジェリコの夏』
こちらも田舎で過ごす休暇で癒され、成長していく少女の物語ならこの2冊。人間のやさしさと自然の豊かさの組み合わせは最強ですね。
『アラスカの小さな家族』
ゴールドラッシュ時代の物語。人種や文化の壁を越え、町全体が大きな家族みたい。理想の社会の姿がここにはあります。
『小やぎのかんむり』
『よるの美容院』
『しずかな魔女』
現代日本だったら、市川朔子さんの物語は、どれもリアルな世界の息苦しさと優しさを描いていて大好き。取り巻く環境は息苦しいけれど、市川さんは多分性善説で人を信じているんですよね。まなざしがあたたかい。でも、厳しさも書いているから甘ったるくなくていいんだなあ。
『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ』
歴史物です。志の高い人達がいたんだなあ、とこの世界も捨てたものじゃないと思えます。学生時代に読んでいたかったなあ。歴史が面白くなっただろうなあ。
『スピリット島の少女』
大草原の小さな家の先住民族バージョンと呼ばれる開拓時代の物語。ラストで優しさがあふれます。
いい出会いがありますように!